ボルボ・カー・ジャパン株式会社(代表取締役社長:リチャード・スナイダース、本社:東京都港区)は、年内にボルボの全ての国内販売モデルから内燃機関のみの車両を無くし、全てのモデルをプラグインハイブリッドもしくは48Vハイブリッドとすることで、電動化への第一段階を完了いたします。
全モデルにプラグインハイブリッドをラインナップ
XC40にプラグインハイブリッドモデルが導入されたことにより、全てのモデルにプラグインハイブリッドモデルが設定されました。また、年内にプラグインハイブリッドモデル以外の全てのガソリンエンジン車を48Vハイブリッドモデルとすることで、国内で販売するボルボ車の電動化の第一段階が完了します。
Recharge Product Lineの導入
ボルボ・カーズは、電動化を推進する象徴的位置づけとして新しいプロダクトラインとなるRecharge (リチャージ)を設定しました。「Recharge = 外部充電可能」という意味から、電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車の呼称として使用されます。それに伴い従来プラグインハイブリッドモデルの呼称として使用していたTwin Engineという名称は廃止され、今後はRecharge Plug-in hybridとなります。また、電動化の次のステップとして、ボルボブランド初の電気自動車(BEV=バッテリー・エレクトリック・ビークル)となる「XC40 Recharge Pure Electric」を2021年内に国内へ導入する予定です。
48Vハイブリッドパワートレーン
今回各モデルに導入する48VハイブリッドパワートレーンであるB4 / B5※2/ B6は、ISGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)による回生ブレーキで発電した電力を48Vリチウムイオンバッテリーに蓄電し、エンジンの動力補助を行うハイブリッドシステムを搭載しています。エンジン本体にも改良が施され、約90%ものパーツが新設計となり、徹底したフリクションロスの低減やCDA (シリンダー・ディ・アクティベーション:気筒休止) システムを導入し、48Vハイブリッドシステムとともに、実用域での燃費を向上させました。
ボルボ・カーズでは、今後5年間で電気自動車(BEV)を5車種導入する計画で、2025年までに世界販売台数の50%を電気自動車(BEV)、残りをハイブリッド車(PHEV、48Vハイブリッド)とする目標を掲げています。また、2040年までにクライメートニュートラル企業になることを目指しており、車両の電動化のみならず、開発、生産やサプライチェーンにいたる、すべての企業活動において環境負荷を低減しサステイナビリティを推進します。ボルボのコアバリューである「安全」に加え、「環境への配慮」をより強く推進することで、ボルボのブランド価値とお客様にとっての価値を最大化してまいります。
※全車電動化とは、内燃機関のみを搭載した車両はなくなり、全てのモデルがプラグインハイブリッド車、または48Vハイブリッド車になることを意味します。
※2 B5パワートレーンは一部モデルで、2020年4月23日より導入済み。