ボルボ・カーズ、2020年上半期はパンデミックによる影響を受けるも下半期の力強い回復を期待

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ボルボ・カーズは本日(7月21日)、新型コロナウイルスのパンデミックとその世界経済への影響を受けた2020年上半期の決算を発表しました。

ボルボ・カーズは、自動車市場が正常化するにつれ、下半期には事業が回復すると予想しています。

ボルボ・カーズは、2020年上半期の売上高は14.1%減の1,118億SEK(スウェーデン・クローナ、日本円:約1兆3394億円)、営業損益は9億8900万SEK(日本円:約118億円)の赤字となりました。※1SEK=11.98円で換算

上半期の売上高は絶対数で減少となりましたが、ボルボ・カーズは中国、米国、欧州の各市場でシェアを拡大し、ドイツが最も好調なマーケットの一つとなりました。また、ボルボRecharge(リチャージ)ブランドとして販売するプラグインハイブリッドモデルの需要が79.8%と大幅に増加したほか、オンライン販売チャネルでも消費者の関心の大きさを示すものとなりました。

中国市場では、第2四半期の販売台数を増加に転換し、第1四半期に失った台数の多くを補うことで上半期全体の販売台数をわずか3.0%の減少にとどめました。

米国市場も6月には成長を取り戻しましたが、上半期の販売台数は前年同期比13.7%減、欧州市場では上半期29.5%減となりました。

中国の乗用車市場は、上半期に26.0%減少し、同期間に米国では24.0%、欧州では38.1%減少しました。

ボルボ・カーズ代表取締役社長兼CEOのホーカン・サムエルソンは、「上半期に見られた落ち込みは一時的なものです。今年下半期には力強い回復が見られると期待しており、当社の電動車Rechargeシリーズは、私たちが目にしている電動車に対する新たなトレンドに強力に対応します。」と述べました。

ボルボ・カーズの2020年上半期の世界販売台数は20.8%減の26万962台となりました。これは、多くの主要市場で各政府が「ステイ・アット・ホーム」やその他の移動制限を実施し、経済活動やショールームのトラフィックに深刻な影響を与えたためです。

ボルボ・カーズは、固定費とキャッシュフローの管理に重点を置きつつ、安全かつ現実的な方法でパンデミックの影響を軽減するため、積極的かつ迅速な行動を取りました。その結果、従業員とビジネスを守ることができました。

ボルボ・カーズは、政府の支援を受けて一時的に生産工場を閉鎖し、就業時間の短縮も実施しました。その後、従業員を安全に職場に復帰させるために、様々な予防措置を講じながら速やかかつ慎重に再開しました。その結果、スウェーデンのトースランダ工場の生産停止期間はわずか15日間となりました。

「今回のパンデミックは、ボルボ・カーズの戦略的目標が正しいものであり、事業の変革を加速させることが長期的な成長につながるという確信を強めてくれました。」とホーカン・サムエルソンは述べ、さらに「私たちは、電動化、オンライン販売、コネクティビティに引き続き注力し、投資していきます。」と続けました。

ボルボ・カーズは、全モデルにプラグインハイブリッド車を設定している唯一の自動車メーカーです。今年後半には、ボルボ・カーズ初の完全電気自動車モデルであるXC40 P8 Rechargeの生産を開始します。

市場が予想通りに回復すれば、販売台数は2019年下半期並みに戻ると予想しており、同様の利益レベルとキャッシュフローに戻ることが私たちの目指すところです。

ボルボ・カーズの2020年上半期の決算内容の詳細はこちらをご覧ください。

 

本プレスリリースは、7月21日スウェーデン本社発の翻訳版です

 

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